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【スポンジバフとウールバフ】違いを分かりやすく説明してみたい

自動車磨きの二大巨頭!?
スポンジバフとウールバフの違いを徹底解説

自動車のボディを鏡のように輝かせる磨き作業において、バフ選びは仕上がりを左右する重要な要素になります!
中でも「スポンジバフ」と「ウールバフ」は、その特性から多くのプロ・アマチュアに利用されています。
ここで大事な考え方をお伝えしますと、

ウールバフ、スポンジバフ、コンパウンドを使用しても傷を消せるわけではありません。
簡単にお伝えすると、磨くということは目に見えない傷まで落とし超微細な傷に仕上げるということです。

この記事では、これら二つのバフの違いに焦点を当て、それぞれの特徴、作業における注意点、そして最適なコンパウンドの選定方法まで詳しく解説します。

1. スポンジバフとは?

(写真:ウィンドマークバフ ブルー
スポンジバフは、その名の通りスポンジ素材で作られたバフです。
柔らかさの異なる様々な種類があり、研磨力と仕上がりのバランスが非常に優れています。

特徴

  • 研磨力: 比較的マイルドな研磨力で、微細な傷消しから仕上げまで幅広く対応

  • 仕上がり: 均一な研磨が可能で、美しい光沢感を引き出します。特に最終仕上げで使用することで、オーロラマーク(磨き傷)の発生を抑えやすくなります(オーロラマークについてはまた別記事で詳しく解説予定です)

  • 汎用性: 粗目から極細目まで硬度や目の粗さが選べ、様々な研磨工程で使用できます。

  • 扱いやすさ: 比較的扱いやすく、初心者にもおすすめです。

作業における注意点

  • 熱の発生: 研磨時に熱を持ちやすい特性があります。特に同じ箇所を長時間磨き続けると、塗装面を焼いてしまうリスクがあるので注意が必要です。

  • 目詰まり: 柔らかい素材のため、削りカスやコンパウンドが目詰まりしやすいです。こまめな清掃や交換が必要です。

  • 耐久性: ウールバフに比べて耐久性が低い傾向があります。ヒビや裂け、へたりが分かりやすいです。

適切なコンパウンドの選定

スポンジバフは、その硬度や目の粗さに合わせて様々なコンパウンドと組み合わせます。

  • 粗目スポンジバフ: 中目~細目のコンパウンドと組み合わせ、初期の傷消しや軽度の研磨に使用します。

  • 中目~細目スポンジバフ: 極細目~超微粒子のコンパウンドと組み合わせ、最終仕上げやオーロラマークの除去に使用します。

2. ウールバフとは?

(写真:白ひげウールバフ)
ウールバフは、羊毛などの繊維素材で作られたバフです。強力な研磨力が最大の特徴で、深い傷や頑固なシミの除去に威力を発揮します。

特徴

  • 研磨力: スポンジバフに比べて非常に高い研磨力を持っています。深い洗車傷やウォータースポット、頑固な酸化被膜などを効率的に除去できます。(毛足が長いほど研磨力を高めます)

  • 熱の持ちにくさ: 繊維の構造上、熱がこもりにくく、広範囲の研磨に適しています。

  • 耐久性: スポンジバフよりも耐久性が高い傾向があります。使用していくと毛が抜けていきバサバサになっていきます。

作業における注意点

  • 研磨力の高さ: 強力な研磨力ゆえに、使い方を誤ると塗装を削りすぎてしまうリスクがあります。特にデリケートな塗装や、パネルのエッジ部分などでは細心の注意が必要です。

  • オーロラマークの発生: 研磨力が高い分、オーロラマークが発生しやすい傾向があります。ウールバフでの作業後は、必ずスポンジバフと極細目コンパウンドで仕上げ磨きを行うことをおすすめします。

  • 毛羽立ち: 使い始めや使用中に毛羽立つことがあります。事前に軽く空回ししたり、適切な毛の長さにカットしたりするなどの対策が有効です。

適切なコンパウンドの選定

ウールバフは、その高い研磨力を活かすために、比較的粗目のコンパウンドと組み合わせることが多いです。

  • ウールバフ: 粗目~中目のコンパウンドと組み合わせ、深い傷やシミの除去、初期研磨に使用します。

3. スポンジバフとウールバフの使い分け

では、具体的にどのように使い分ければ良いのでしょうか?

一般的には、以下のような流れで作業を進めることが多いです。

  1. 深い傷やシミの除去(初期研磨):
    まずは、車のボディの状態を確認し、再塗装後では塗膜面を肌と言いますが、その肌はどうしても均一には仕上がりません。(スプレーガンを用いて人間が塗装するため、塗膜面にのる塗料にバラつきが出ます)
    また、一般ユーザー様の場合だと深い洗車傷やウォータースポットなど目立つダメージがある場合は、ウールバフ粗目~中目コンパウンドを使用して研磨します。この段階で、塗装面全体を均一に研磨し、大きな凹凸を取り除きます。

  2. 中間研磨・微細な傷消し:
    ウールバフで発生した磨き傷(オーロラマーク)を消し、さらに細かい傷を取り除くために、次に中目~細目のスポンジバフ細目~極細目コンパウンドを使用します。この工程で、より滑らかな塗装面を目指します。

  3. 最終仕上げ(鏡面加工):
    最後の仕上げには、極細目~超微粒子のスポンジバフ仕上げ用コンパウンドを使用します。これにより、オーロラマークを完全に消し去り、塗装本来の美しい光沢を最大限に引き出します。まるで鏡のような仕上がりが期待できます。

4.まとめ


スポンジバフとウールバフは、それぞれ異なる特性を持つため、磨き作業の目的や車の状態に合わせて使い分けることが重要です。

  • ウールバフ: 深い傷や頑固な汚れの除去、初期研磨に最適。強力な研磨力を持つため、取り扱いには注意が必要です。(特に初心者の方には先ずはスポンジバフでポリッシングというものに慣れてもらうのが一番だと思います)

  • スポンジバフ: 微細な傷消しから最終仕上げまで幅広く対応。様々な硬度や目の粗さがあるため、研磨工程に合わせて選びます。

適切なバフとコンパウンドの組み合わせ、そして丁寧な作業によって、あなたの愛車は新車のような輝きを取り戻すことでしょう。ぜひこの記事を参考に、美しいボディ磨きに挑戦してみてください。

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