鈑金塗装では事故などで凹んでしまった自動車を修理するために様々な資材や道具を使用していきます。
一番ぱっと出てくるのは塗料でしょうか
私たちの業界では働く職人さんの為の効率化や健康を守るための商材、そしてクオリティを上げるための商材が日々様々に研究開発され職人の手元に届いていきます。
今日はそんな中から、『サンダー』についてお話していきたいと思います。
サンダーって?
鉄板やパテ、塗装面を削って整えるための電動・エア工具のことです。
車の外板修理では「削る工程」が仕上がりを左右するため、サンダーは超重要な道具になります。
サンダーにも様々な種類がございます。
今回はそんな各サンダーの特徴や実際にどんな場面でどのサンダーを選定するか?をお伝え出来ればとおもいます。
そもそもサンダーの役割って?
主な目的はこの4つです。
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塗装を剥がす
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パテを平らに整形する
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足付け(塗料の密着を良くするための研磨)
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塗装前の最終仕上げ研磨
削る素材や工程によって、使うサンダーの種類やそれに使用するペーパーの粗さが変わります。
サンダーの種類について
・シングルサンダー
・ダブルアクションサンダー(D/Aサンダー)
・オービタルサンダー
・ギアアクションサンダー
・ベルトサンダー
と様々にありますが、今回は上の3つ(シングル・ダブル・オービタルサンダー)をピックアップして紹介します!
1.シングルアクションサンダー
【画像製品】埼玉精機 U-85V
【サンダーの回転方法】
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一方向に高速回転
【主な特徴】
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高い研磨力とトルク
1方向のみの回転によりトルクが強く、旧塗膜の剥がしやパテ研磨において、他のサンダー(ダブルアクション等)よりも高い研削性を発揮 - 均一な研磨が可能
パッドが偏心しないため、均一に力が伝わりやすく、平滑な面を作りやすい
【研磨面イメージ】


2. ダブルアクションサンダー
【画像製品】埼玉精機 U-55L
【サンダーの回転方法】
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一方向に高速回転
【主な特徴】
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オービタル運動
ディスクがシングルサンダーのように自転しながら偏心運動(オービタル運動)をするため、高い研磨効率と均一で美しい仕上がりを両立します。粗研磨から中間研磨、足付け研磨まで幅広く使用されます
※偏心量:偏心量(パッドの揺れ幅)が大きいほど研削力が増します。仕上げは3mm、汎用は5mm~7mm
【研磨面イメージ】
3. オービタルサンダー
【画像製品】埼玉精機 U-625L
【サンダーの回転方法】
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ディスクが高速で細かく偏心振動を行う
【主な特徴】
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均一で綺麗な仕上がり
振動が細かいため、研磨面に深い傷が残りにくく、塗装前の仕上げやパテ研磨に最適 - あくまで偏心運動のみ
ディスク全体が小さな円を描くように偏心運動を行います。ディスク自体は自転せず、振動のみで研磨するため、均一な研磨跡を残しにくく、滑らかな仕上がりが得られます
【研磨面イメージ】

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どうでしたでしょうか?
今回はよく使われるサンダーについて特徴から使用イメージまでご紹介させて頂きました。
ご紹介しましたサンダーは埼玉精機株式会社様の製品でした!ご協力ありがとうございました。
